1. トップ
  2. 事例
  3. 最適なクリエイティブの発見を目的とした定量・定性調査

事例 Case Study

最適なクリエイティブの
発見を目的とした定量・定性調査

CLIENT:ウィッグメーカー

B&D(旧名:インターコネクト)の事例 CLIENT:ウィッグメーカー

がん治療による脱毛時に着用する医療用ウィッグ。購入検討の起点は主に病院内や医師から渡されるカタログです。そのカタログ制作において、ターゲットがどのような心境でカタログを手に取り、ブランド選定を行うかを把握する必要がありました。そこでがん罹患経験のある方を対象とした定量調査、定性調査、クリエイティブ調査を実施し、がん罹患告知からウィッグ購入、完治に至るまでの各心理変容を把握し、カタログの戦略方向性・コンセプト設計を行いました。

クライアントの課題・背景について

がん治療などに伴う脱毛時に装着する医療用ウィッグの最初のターゲットとのコンタクトポイントは、主に医師から渡されるか、病院内に設置してある「医療用ウィッグカタログ」です。がん罹患者へ同時に渡される競合他社を含む複数社のウィッグカタログの中で、いかに興味喚起を促し、リードを獲得できるかがカタログのクリエイティブに求められていました。

市場環境分析、カタログの戦略方向性・クリエイティブ・コンセプト検討を行ったうえで、ターゲットとなるがん罹患 者、あるいはがん罹患経験のある方(30~70代女性)に対して下記の調査を行い、カタログの構成・デザイン・コピーライティングに反映させました。

  • 定量調査:狙うべきターゲット像の把握。
    • ヘアスタイル(ウィッグ含む)についての意識・実態を定量的に検証。
    • 「一般顧客層」「がん罹患層」の相違を把握。
    • 各層の中の年代の相違も把握しターゲット像を浮き彫りにしていく。
  • 定性調査:ターゲットに刺さるベネフィット(訴求ポイント)を抽出。
    • ウィッグの認知から購入に至るまでのカスタマージャーニーを定性的に把握。
    • その中で、どんなベネフィトがターゲットに刺さるのか、訴求ポイントを検証。
    • がんに罹患された方のウィッグに関する意識・実態を「個のストーリー」として演出できる要素を把握。
  • クリエイティブ調査:来店までのカスタマージャーニーを想定したストーリーづくり。
    • テスト用のクリエイティブ案(キャッチコピー・ビジュアル)を複数提示してABテストを実施。
    • リーフレット全体としての「手に取りやすさ」「興味喚起」「来店意向」だけでなく、リーフレット内の要素別の評価も取得し、クリエイティブをブラッシュアップするためのヒントを得る。

B&D(旧名:インターコネクト)の事例 ターゲットに「手に取って」もらい、「興味喚起」を促し、「来店意向」を高めるカタログを下記フローに則り、制作しました。

画像タップで拡大

調査の流れ

調査は下記 3ステップで推進しました。

B&D(旧名:インターコネクト)の事例 調査の流れ

画像タップで拡大

得られた成果

多角的視点からの調査を重ねたことで、「戦略」「コンセプト」「表現」の精度をブラッシュアップすることができ、期待した成果を得ることができました。

事例一覧

View More

Contact ご質問・ご相談はお気軽にお問い合わせください